「大企業で働いたことがないから、応募しても書類で落ちる」——そう思って、求人を開く前に応募をやめる人がいます。
求職者面談でも、求人票の「必須」を読む前に、「自分は中小企業しか知らない」で話が終わることがあります。会社が外から人を採るのは、社内の人だけでは足りない仕事があるからです。見ているのは、有名な会社にいたかどうかより、その仕事に必要な経験があるかです。
大企業で働いたことがなくても、求人を見る前に自分で不合格にしなくてよいです。見られるのは、どの会社にいたかより、その仕事で何を担当し、どんな結果を出したか。足りないのが有名な社名ではなく、担当した人数や予算の大きさなら、いきなりその会社ではなく、同じ大きさの仕事を経験できる会社を先に選びます。大手への内定を約束する話ではありません。
社名より、担当した仕事と結果
| 仕事の種類 | 面接で先に見られやすいこと |
|---|---|
| 技術職(開発、DX、セキュリティなど) | 使える技術と、その技術で回した仕事。人手が足りない分野では、前の会社の大きさより、できることが先に見られることが多い |
| 営業 | 提案したか、売上を出したか、顧客と関係を作れたか。会社相手の営業と、個人相手の営業では、売り方が違う |
| 人事・経理・法務 | 1つの事業で少人数の会社と、いくつもの事業で従業員が多い会社では、扱う仕事の幅が変わる。担当した人数や事業の数 |
| 企画・マーケティング | 使った予算の大きさ。他の部署や経営と一緒に進めたか |
求人票に「大企業での勤務経験が必須」と書いていないことは多いです。代わりに「開発したシステムの大きさ」や「担当した予算」で見る会社があります。数字は、その求人票に書いてあるものだけを見てください。この記事では「何人以上なら大手」といった線は引きません。
技術職でも、多くの人と大きなシステムを進めるプロジェクトマネージャーや社内SEは、会社の名前より「何人を巻き込んで、何を進めたか」が見られます。営業は、大企業の顧客だけが正解ではありません。中小企業を相手にした実績も、売り方と結果が求人と合っていれば、応募の材料になります。
20代は、求人票を読んでから応募するかを決める
人事・経理・法務では「経験者が有利」に見えても、20代を、経験の少なさより伸びしろで見る求人がゼロではありません。応募する前に自分で不合格にせず、求人票の「必須」と、自分が担当した仕事を紙に並べてから決めます。
たとえば必須が「採用を一人で担当した経験」なら、横に「中途採用の日程調整から入社手続きまで、自分で担当した」と書きます。社名が有名かどうかは、この時点ではまだ決め手にしません。
第二新卒の枠より先に見るものは、求人の名前より専門を見る話です。学歴で応募を閉じる前に見るものは、学校名で応募をやめる話です。この記事は、前の会社が大きかったかどうかの話です。
足りないのが社名ではなく、仕事の大きさのとき
目指す仕事が「大きな予算」「一緒に進める人が多い」「いくつもの事業」を前提にしていて、今の仕事にそれがないなら、いきなり同じ職種でその会社に応募しなくてよいです。先に選ぶのは、その大きさの仕事を経験できる会社です。
- 経験できる会社は、1つの業種に限りません
- 求人が多い業種でも、「多いから受ける」「多いから避ける」のどちらにもしません
- 次に必要な経験が、そこで積めるかを見て決めます
やりたい職種の名前がまだ無いときは、先に働きたい状態を置く記事と一緒に読めます。「大きな会社の意思決定に関わりたい」なら、有名な社名を集めるより、今の仕事で関われる人数や予算を広げる順番になります。何を優先するかは採用4Pでも整理できます。
まとめ
5つの整理
- 大企業にいたかどうかで、求人を見る前に自分で不合格にしない
- 見られるのは社名より、担当した仕事と結果
- 技術職や営業は、できることと結果が先に見られやすい
- 人事・経理・法務や、予算と他部署を動かす企画は、担当した人数・予算・一緒に進めた部署の数が先に見られやすい
- 足りないのが社名ではなく仕事の大きさなら、その大きさの仕事を経験できる会社を先に選ぶ
今日、気になっている求人を1つ開いてください。必須欄の横に、「誰を相手に、いくらくらいの予算で、何人と一緒に進めたか」を書いてみてください。有名な会社にいたことがない、という理由だけでは、応募をやめなくてよいです。
Surfieeは、大企業への転職を約束するエージェントではありません。応募を自分でやめる前に、会社の名前と、担当した仕事の大きさを分けて整理します。転職を急かす相談ではありません。無料のキャリア相談は、整理の途中でも利用できます。
応募を自分でやめる前に整理したい方へ
会社の名前と、担当した仕事の大きさを、面談で一緒に分けられます。