「御社の理念に共感しました」——そう答えて、どの会社でも同じ文になる人はいます。
求職者面談でも、転職理由をもう一度話して終わってしまうことがあります。転職理由は、今の仕事を離れる理由です。志望動機は、この会社の、この仕事を選ぶ理由です。
志望動機は、会社が好き、で終わらせません。求人票に書いてある仕事を1つ、それに近い自分が担当した仕事を1つ、入社して最初の半年にやることを1つ。この3つで答えます。
3つは、別の質問
| 聞かれていること | 答える中身 |
|---|---|
| 転職理由 | 今の仕事を離れる理由。不満の羅列ではなく、何が起きて、何を基準に動くか。転職理由の答え方 |
| 志望動機 | この会社のこの仕事を選ぶ理由。求人に書いてある仕事と、自分が担当した近い仕事 |
| 転職軸 | 会社を選ぶときの優先順位。仕事、人、年収、働き方のどれを先にするか。転職軸の答え方 |
理念や「成長できそう」は、仕事の中身が無いと、隣の会社にも当てはまります。
答えは、3行で足りる
求人を1つ開いて、次の3つを書きます。
- その会社でやる仕事を、1つ書く — 求人票の「仕事内容」か、説明で聞いた現場の仕事から選びます。「成長できる環境」ではなく、「既存顧客の契約更新を担当する」のように、やる仕事の名前で書きます
- 自分が担当した、近い仕事を1つ書く — 上の仕事に近いことを、自分の経験から選びます。「人と話すのが得意」ではなく、「既存顧客の契約更新を、日程調整から提案まで自分で担当した」と書きます
- 入社して最初の半年にやることを、1つ書く — 「貢献したい」ではなく、「最初の半年は、担当する顧客が契約を更新する理由を聞いて、提案の型を1つにする」と書きます
3つが書けないときは、求人の仕事がまだ分かっていないか、自分の経験がその仕事につながっていないかのどちらかです。理念の文を足して埋めません。調べ方は企業研究のやり方にあります。一次で経験を厚くする話は、一次面接で経験が伝わらないときです。
一次と最終で、話す範囲を変える
一次では、仕事の中身と、自分の経験を話します。最終では、入ったあとの状態を話します。半年後に、誰のどんな仕事を回しているか、です。
年収、出社、評価の上がり方は、志望動機に混ぜません。聞くなら、条件を確認する場です。逆質問で待遇を聞かない話と、ここは同じ切り分けです。
まとめ
5つの整理
- 理念だけ、どの会社でも言える文で終わらない
- 転職理由の繰り返しにしない
- 求人の仕事を1つ、自分が担当した近い仕事を1つ、入社して最初の半年を1つ
- 一次は仕事の中身、最終は入ったあとの状態
- 年収や働き方は、志望動機ではなく条件を確認する場で聞く
今日、気になっている求人を1つ開いてください。仕事内容から1行抜き、横に「自分が担当したこと」を1行書いてみてください。その2行が、志望動機の芯です。
Surfieeは、志望動機を代わりに作るエージェントではありません。この会社の仕事と、今の経験がつながるかを、一緒に分けます。転職を急かす相談ではありません。無料のキャリア相談は、整理の途中でも利用できます。
志望動機が、会社の好きで止まっている方へ
求人に書いてある仕事と、自分が担当した近い仕事を、面談で一緒に分けられます。